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飲食店で効果的な経費削減アイデア8選とFL比率について解説

飲食店における経費削減の方法について解説します。飲食店における2種類のコストやFL比率、効果的な経費削減アイデアを紹介。店舗の売り上げが伸び悩んで経費削減に取り組もうとしている事業者の方に役立つ内容なので、ぜひ参考にしてみてください。

飲食店で効果的な経費削減アイデア8選とFL比率について解説

飲食店における2種類のコスト

飲食店における主なコストは以下の2つです。

  • 固定費
  • 変動費

それぞれについて解説していきます。

固定費

毎月必ず発生する決まった額の支出のことです。

飲食店における固定費として代表的なものは、以下の通りです。

  • 店舗の賃料
  • 保険料
  • 税金
  • リース料

店舗の賃料は大家と交渉して引き下げてもらう方法がありますが、固定費を対象にした経費削減は避ける方が無難です。

変動費

変動費は毎月価格が変動するコストのことで、代表的な変動費は以下の通りです。

  • 食材や備品の仕入れ代
  • 水道光熱費
  • 人件費
  • 販売促進費
  • 食材の運送費

顧客が多く来店して提供する料理が増えれば、食材を仕入れる量も増えるので仕入れ代が上昇して水道光熱費も増加。店舗の稼働率が上がればスタッフを増やす必要があるので、人件費も増えるでしょう。経費削減に取り組む際には、コントロールしやすい変動費での削減に取り組むことがポイントです。

FLコストとFL比率を把握する

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FLコストは、食材(Food)と人件費(Labor)を合計した金額です。売上高に対するFLコストの割合を算出したものがFL比率になります。

FL比率は、「(食材費 + 人件費) ÷ 売上高」で求めることが可能です。

飲食店のFL比率は60%以下にすることがポイントです。内訳は「Food 35%+Labor 25%」ほどが望ましく、うまくコントロールできている飲食店では、FL比率が55%以下というところもあります。

FL比率をコントロールしている企業の施策は、以下のページを参考にしてみてください。

https://www.showcase-gig.com/dig-in/save_manpower

飲食店におすすめの経費削減アイデア8選

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飲食店におすすめの経費削減アイデアを紹介していきます。店舗に合ったアイデアを取り入れて業績アップに役立ててみてください。

1. 食材の仕入れ原価を見直す

食材の仕入れ原価を見直すには、食材を購入する場所の変更が最も即効性が高いといえます。製造元から業者を経由しているスーパーで購入しているのであれば割高になりがちです。業務用食材店や使用量の多い野菜は農家と直接契約して仕入れるといったことを行いましょう。

2. 食材廃棄率を下げる

食材廃棄率を下げるためには、仕入れた食材が腐ってしまうことを防ぐための管理が重要です。そのためには先に仕入れた(仕込んだ)食材を先に使うという「アニキ管理」が重要です。また冷蔵庫内の衛生管理に励むことで菌の繁殖を抑えることも、食材の廃棄率を下げることにつながります。

3. オーバーポーションに注意する

食材の分量が多くなるオーバーポーションは、1品あたりの原価がかさみ利益率が下がってしまうため、飲食店が赤字になる大きな要因の一つです。感覚で料理を作ったり盛り付けたりすると量が多くなり、オーバーポーションになりやすくなってしまいます。

4. 光熱費を見直す

自由化によって、電力会社やガス会社は消費者が自由に決められるようになっています。さまざまな会社が複数のプランで電気やガスを提供しているので、会社やプランを見直すことが可能です。電気代やガス代を今一度見直してみましょう。

5. 節水コマを取り入れる

水道代の節約には節水コマがおすすめです。節水コマとは水道の蛇口に設置するパーツで、水量を適切に調整してくれます。手軽に取り付けられて、水道代の節約につながります。

6. 古い設備を交換する

店舗に導入している古い設備を交換すれば毎月の水道光熱費を大幅に削減できる可能性があります。電球をLED電球に変えたり、新しいコンロに変えたりすることで、電気代やガス代を節約することが可能です。

古い設備は電気効率が悪いことが多く、電気を消費しやすいので、設備を新しいものに変更するだけでも電気代の節約になります。

7. 通信費を見直す

スマホのプランやインターネット回線はさまざまな業者が提供しており、プランも豊富なので少し見直すだけで経費削減が望めます。一度比較サイトで契約プランを比較してみましょう。

8. 人件費を見直す

人件費がかかりすぎていないか確認することが重要です。店舗の運営にスタッフは不可欠ですが、人員を投入し過ぎていないか今一度シミュレーションを実施してみましょう。売上が少ない時間帯にはシフトを入れすぎないことがポイントです。

飲食店には業務支援システム「アスピット」がおすすめ

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アスピットはさまざまな業態で利用できる、外食産業に特化した業務支援システムです。

豊富なサービスから必要な機能のみ選択して利用することが可能。全国8,000店舗以上で導入されているサービスです。

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アスピットのサービス内容

アスピットでは以下のサービスを実施しています。

業務支援サービス

発注、売上、勤怠管理などの日常の業務改善を行えるサービスです。請求書の発行・受領も管理可能で、インボイス制度や電子帳簿保存法にも対応しています。

情報サービス

食材のアレルギー情報など日常業務に役立つ情報をお知らせするサービスです。「食」の世界標準データベース「FDB」と連動した情報発信も行っています。

事業者のこんな悩みを解決できる

アスピットのサービスは以下のような事業者の悩みに対応可能です。

・日々の食材発注や棚卸業務をシンプルにして担当者の負担を減らしたい。

・事業拡大で店舗数が増え、各店舗の情報管理に時間がかかっている。

・仕入先様からの請求書と納品書の照合作業が煩雑化している。

飲食店における「売上」「仕入れ」「人件費」といった管理業務が円滑になるため、多店舗展開や業務の効率化に役立ちます。興味がある事業者の方は以下のリンクより問い合わせてみてください。

お問い合わせはこちら

飲食店の経費削減はポイントを押さえて実施しよう

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飲食店における経費はさまざまなものがあり、やみくもに手を付けても効果が薄く、営業に支障をきたしてしまうことがあります。支出のうち変動費に着目して、改善点を見つけポイントを押さえて施策を実施することが重要です。売上が伸び悩む事業者の方は、この記事を参考に経費削減に取り組んでみてください。

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