飲食店の固定費とは？コストを見直して黒字化しよう

2024/02/08

飲食店の固定費とは、店舗を経営する際に毎月必ずかかる支出のこと。固定費を下げることで、売上自体が減少した場合にも利益を残しやすくなります。本記事では、飲食店の固定費の具体的な例や、固定費を見直すべき理由、固定費を削減するおすすめの方法まで紹介します。

飲食店の固定費とは

固定費とは、店舗の経営をしていていて毎月必ずかかる支出のこと。その月の売上に関わらず、毎月変動しない支出が固定費にあたります。飲食店の固定費は主に以下のようなものがあります。

固定費一覧

飲食店の支出には、固定費のほかに変動費もあります。

変動費とは、その月によって金額が変動する支出のこと。固定費とは異なり、その月の売上などによって金額が変動します。飲食店の変動費には、例えば以下のようなものがあります。

変動費一覧

飲食店でコスト削減をしたい場合には、まずは固定費の見直しからはじめることがおすすめ。

飲食店経営でコスト削減を行いたい場合には、まずは固定費の見直しを行うことが大切。その理由は、一度固定費を見直せば、売上の増減などに関わらず継続的に支出を抑えられるためです。

飲食店の売上を増加させることは一朝一夕ではできませんが、コストの削減はすぐに見直すことができます。固定費の削減は、店舗経営の利益率を上げる手段として効果的だといえるでしょう。

飲食店経営で店舗を黒字化するためには、損益分岐点を意識することが大切です。損益分岐点とは「売上高 - 支出＝ 0 」になるポイントのこと。飲食店を黒字化するためには、売上がこの損益分岐点を超えるように意識する必要があります。

このことからも、飲食店を黒字化するためには、売上高を上げることや、支出を減らすことが大切だとわかります。中でも、固定費の削減は、結果をすぐに出しやすく継続もしやすいので、飲食店の黒字化を図るときにおすすめの方法といえます。

ここからは、飲食店の固定費を削減するためのおすすめの方法を紹介します。コスト削減や黒字化を図りたいと考えている飲食店経営者は必見です。

まずは、家賃の見直しをしましょう。固定費の中でも大きな割合を占める家賃の値下げが成功した場合には、コスト削減に大きなインパクトを出せます。

そうはいっても、ただ「家賃を下げてほしい」と貸主に言うのではなく、近隣施設の家賃相場を確認し、相手の状況を考慮した上で交渉することが大切です。

例えば、値下げをお願いするときは管理担当の不動産屋に相談して交渉する」など、貸主にとってもメリットがある条件を提示するとよいでしょう。それでも応じてもらえない場合には、家賃を抑えられる場所に移転するのも1つの手です。

光熱費を固定契約プランにしている場合は、プランの見直しをしてみるのがおすすめ。

例えば、現在は電力会社を自由に選ぶことができるので、飲食店の電気の使用状況に合わせて、会社やプランなどを見直すとよいでしょう。また、現在契約している電気のワット数の見直しも、状況によっては効果的です。

厨房機器をはじめとした大型機械などをリース契約している方も、一度、設備が本当に必要なのか、他社と比較して妥当な金額なのかどうかを見直すとよいでしょう。

リースは一度契約すると解約はすぐにはできませんが、更新のタイミングでいつでも再検討できるように、必要性を考えておくことが大切です。場合によってはリースよりも購入した方が安いケースもあるので、購入も視野に入れて検討しておくとよいでしょう。

税理士に記帳代行などの業務を委託している場合には、自身で帳簿付けをすることで、その分の固定費を削減することもできます。

特に、昨今は会計アプリやソフトをはじめ、売上や損益の管理ができるシステムもあるので、こういった顧問にかかっている費用を削減することができます。

固定費削減のために、経営を効率化したいと考えている方は『ASPIT』が必見！

ASPITは飲食店向けの業務支援システムで、売上管理や損益管理、在庫管理から勤怠管理まで、飲食店の経営に関わる業務を一括管理できるサービスです。機能は自身の好みで自由に選ぶことができ、24時間365日電話でのサポートにも対応しているのがうれしいところです。

ASPITを導入することで業務の効率化を図ることができ、結果的に外部に依頼している業務の委託料や、人件費の削減にも繋げられるため、固定費の見直しをしている経営者におすすめです。

本記事では、飲食店の固定費とはなにか、変動費との違いや、固定費削減のコツなどを紹介しました。

飲食店経営で黒字化するためには、まずは毎月必ずかかる固定費の削減に取り組むのがおすすめです。本記事で紹介した固定費削減のコツや、飲食店向けの業務支援システムを活用して、ぜひ固定費を削減してみてください。